スペースワールド発の特急券

 昨年元旦で北九州市八幡東区にあったテーマパーク「スペースワールド」が閉園しました。先日、久しぶりにその跡地の横を電車で通りましたが、ジェットコースターの一部を除き施設の撤去がほぼ完了しており、当たり前にあったものがなくなってしまったことを残念に感じたものです。

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ありし日のスペースシャトルの模型(解体済み) 2017/11/2

 この場所は日本初の近代製鉄所として有名な八幡製鉄所の跡地で、新日鉄の多角化・遊休地対策として平成2年に開園しました。平成9年にはすぐ近くに施設名をそのまま駅名にしたスペースワールド駅が開業しています。

 開業当初数年はリゾートブームに乗って順調に入場者数も伸びていたようですが、徐々に入場者数が減り経営が悪化し、平成17年に札幌のリゾート運営会社加森観光に営業権を譲渡して新日鉄は撤退しています。

 閉園についてはてっきり、不振リゾート施設の建て直しに実績のあった加森観光をもってしても建て直しができず、経営難が原因だろうとばかり思っていたんですが、日経ニュースが加森観光関係者の話として伝えたところによると、経営難が理由ではなく新日鉄住金と加森観光との土地の賃貸契約の更新が不調に終わったためとのことです。

 ちなみに跡地利用にはイオンモールに優先交渉権が与えられ、新業態のショッピングモールを造るそうです。でも、道路を挟んだすぐ向かいに「イオンモール八幡東」という67000㎡を超える大きなショッピングモールが既にあります。北九州市の人口が長く減少傾向にある中、そんなにショッピングモールばかり造ってどうすんだ?と感じます。


 で、やっと本題です。閉園前の数年は見られなくなりましたが、学休期間や土休日を中心にスペースワールド駅には特急列車が一部臨時停車していました。

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 このきっぷのように「きらめき」の停車が多かったようですが、「ソニック」の停車もあったようです。 

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 また、閉園直前の一昨年11月にスペースワールド駅を訪れた際には、既に特急列車の停車がないにも関わらず、券売機に自由席特急券の口座が残っていて、このようなきっぷが買えました。私のような趣味者が冷やかしで買う分にはいいとして、実際に買ってしまった人がトラブルにならなかったのか気になります。

 閉園後に実施された昨年3月のダイヤ改正で日中(8:40~19:00)に実施されていた快速列車のスペースワールド駅への停車がなくなり、終日通過となっています。快速ですら通過してしまう駅に特急が再度停車するようになる日はおそらく来ないような気がします。

 往復JR券とスペースワールドの入園券がセットになった「スペースワールド往復きっぷ」については別の機会にでも。