続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

湯河原・真鶴パス

湯河原・真鶴パス

 「湯河原・真鶴パス」は昨年2月から8月まで試験的に発売されていたフリーきっぷです。一旦発売を終了しましたが、復活して今年3月末まで再発売されています。その名のとおり小田原と熱海の間に隠れた湯河原・真鶴を観光するためのきっぷです。

N0341

 フリーエリアは以下の通りでした。

【フリー区間】

  • 東海道線…小田原~熱海
  • 箱根登山バス・伊豆箱根バス

 バス路線は真鶴駅~ケープ真鶴と湯河原駅~奥湯河原の2路線で、いずれも箱根登山バスと伊豆箱根バスが運行しています。前者は月ごとに運行会社が変わり、後者は共同運行という形態を採っています。

 最近JR東日本で流行っている発駅からの往復が含まれないフリーエリアのみで、発売もフリーエリア内限定というきっぷです。これだけエリアが狭いのに2日間有効になっているのは沿線の温泉に泊まる利用客のことを考慮したんだと思います。

【ひとこと】

 小田原~熱海間の往復が800円なので、それより高くして往復だけに利用されたくないという意図が見えます。価格的にどちらかのバスを利用することによって価値が見いだせると思います。

 ただし、フリーエリアまでのアプローチがJRの在来線だと、ICカード利用者が多いでしょうからいったん降りてわざわざこのきっぷを購入して利用する人はあまりいないんじゃないかなと思いました。私は小田急線経由ででフリーエリアに入りました。個人的には小田急線から小田原までの往復+「湯河原・真鶴パス」のようなきっぷがあればいいと思ったんですが、所詮無理な話でしょうね…。

使い勝手:★★★☆☆

お得感:★★☆☆☆

当日発売:可

小児用:あり 

【オマケ】

湯河原は何回か行ったことがあったのでパスして、真鶴駅からバスに乗ってケープ真鶴に行きました。

Capemanaduru (三つ石)

ケープ=岬のことで、ケープ真鶴辺りは真鶴半島という半島になっています。「真鶴岬」ではなく、なぜ「ケープ真鶴」としているのかはわかりませんが…。その突端には「三つ石」という名勝があり、目の前に広がる相模湾からは初島や伊豆大島(?)までも見ることができました。あまり観光地化されていないので、純粋に景色を楽しみたい方にはおススメです。