チケットレスサービスリニューアル
今年3月12日乗車分より、JR西日本のチケットレスサービスがリニューアルされました。それまでJ-WESTカード会員専用の「チケットレス特急券」を「J-WESTチケットレス」に商品名を改め、会員向けの「eチケットレス特急券」と一般カード会員も利用できる「チケットレス特急券」を新設し、3商品になりました。
これだけではさっぱりわけがわからないので、それぞれの特徴と、3商品全てで利用できる京阪神での主な区間の価格を整理してみました。
J-WEST チケットレス |
eチケットレス | チケットレス 特急券 |
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利用可能会員 | J-WEST専用 | J-WEST専用 | 一般カード可 | |
予約可能日 | 前日・当日 | 1ヶ月前~当日 | 1ヶ月前~当日 | |
エリア | 京阪神 | 〇 | 〇 | 〇 |
紀勢線 | 〇 | 〇 | × | |
伯備線 | 〇 | 〇 | × | |
瀬戸大橋線 | 〇 | 〇 | × | |
価格 | 京都~大阪 | 510円 | 650円 | 800円 |
京都~関西空港 | 720円 | 910円 | 1,000円 | |
新大阪~和歌山 | 720円 | 910円 | 1,000円 | |
大阪~米原 | 1,130円 | 1,830円 | 2,000円 | |
新大阪~新三田 | 510円 | 650円 | 800円 | |
三ノ宮~姫路 | 620円 | 910円 | 1,000円 |
チケットレス特急券は9月30日乗車分までのキャンペーン価格ですので、10月以降は若干これより値上がりするようです。
チケットレスサービスのエリアが京阪神+紀勢線・伯備線・瀬戸大橋線となのは、乗車券がICカードの利用エリアにあるかどうかが境目になっているようです。紀勢線や伯備線は特急停車駅がICカード利用エリアになっています。乗車券がICカードで、特急券がチケットレスで利用できるのであれば窓口に寄る必要は一切ないですから、利用客にとって相乗効果も高いという判断なんでしょう。
価格を比較してみるとJ-WESTチケットレスは自由席以下、eチケットレスは自由席並み、チケットレス特急券は自由席以上指定席未満といった値付けに見えます。
当然ながら一番利用条件の厳しいJ-WESTチケットレスが最も安いです。また、特急料金の設定が25Km刻みなので、新大阪~米原間のように100Kmを超える長い距離乗っても料金が一気に跳ね上がりません。eチケットレス・チケットレス特急券は50Km刻みなので、価格差が大きくなっています。
さっそく、チケットレスで利用できるところをわざわざきっぷに引き換えて利用してきました。
価格でJ-WESTチケットレスかeチケットレスかの区別できますが、券面はいずれも[チケットレス特急券]となっていて違いが分かりません。C制の下に小さく印字されている420と421の商品コードで判断するのかもしれませんが。趣味的に結構期待していただけにがっかりでした。
JR西日本のe5489は一部のトクトクきっぷの購入ができるようになったり、コンビニ決済や銀行振込にも対応するなど、最近機能向上が続いて使い勝手は良くなっています。また何か新しい商品が出てくることを期待したいです。