続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

ドクターイエロー見学ツアー

ドクターイエロー見学ツアー

 昨年は東海道新幹線の開業50周年でした。JR東海らしく50周年の記念列車は設定しませんでしたが、50周年を記念した沿線の観光地へのパックツアーが旅行会社によって発売されました。

 そのうち、JR東海ツアーズは「東海道新幹線特別体験旅行商品」と称して、ドクターイエローを見学できるツアーや東京駅から大井車両基地への回送線を乗車できるツアーなど、JR東海直系の会社ならではの普段では体験できないツアーを設定しました。

Dryellow (岐阜羽島駅

 ドクターイエローは新幹線用の検測車の通称です。このように車体が真黄色のためそういう通称が付いていて、子供たちには人気の車両です。検測ダイヤは公開されていないので、なかなか見ることができません。かく言う私も停車しているところはまだ見たことがなく、乗車中に高速ですれ違ったことが2回あるだけです。その見ることすらなかなか叶わない車両をパックツアーで中まで見せてくれるというのであれば行かない手はありません。さっそくパックツアーを申し込んで参戦しました。

 ドクターイエローの見学は岐阜羽島駅の0番線で行われました。パックツアーは名古屋にある「リニア・鉄道館」の見学とセットで、出発地→ドクターイエロー見学(岐阜羽島)→リニア・鉄道館(名古屋)→出発地かその逆の順のどちらかが選べました。ただし、乗車列車や座席位置(窓側・通路側/禁煙・喫煙)の指定はできないという妙な制約の付いたツアーでもありました。

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 パックツアーで使用した往路の乗車票です。私はドクターイエローの見学を先に行ったので、横浜市内→岐阜羽島間になりました。常備軟券にツアー名や乗車区間・列車などがプリンタで印字されています。右上の「指定された列車以外~」の赤字部分もプリンタで印字されています。

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 こちらが復路の乗車票です。上の券は岐阜羽島横浜市内までの乗車券部分と岐阜羽島~名古屋間の指定券がセットになっています。そして、途中下車取扱駅に名古屋が指定されています。下の券は名古屋~新横浜間の指定券部分です。正直名古屋にはもう少し滞在したかったですが、ツアーで決められてしまっているので仕方ありません。

Dryellow_inside1 (1号車:測定台)

Dryellow_inside4 (2号車:高圧室)

Dryellow_inside5 (3号車:架線観測ドーム)

Dryellow_inside3 (6号車:休憩室)

 名古屋へ戻る列車が指定されてしまっていたので、見学できた時間は1時間弱でした。しかし、危険な個所以外はほとんど立ち入ることができた上に、写真撮影の制限もありませんでした。また、見学ができるのはパックツアー参加者に限られていたため、混まずに思う存分見学できました。

Dryellow2 (名鉄羽島線とのツーショット)

 岐阜羽島駅にはツアー参加者以外にも入場券を買ってドクターイエローを見に来ていた親子連れが多くいて、改めて人気の高さを実感しました。私自身はこれまで近くで見ることもなかなかできなかったのに、中までゆっくり見学できたので非常に満足度の高いツアーでもありました。