続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

7月21日@参宮線

参宮線100周年乗り放題きっぷ

今年で参宮線が全線開業して100年になりました。明治44年7月21日に亀山~鳥羽間が全線開業しました。その後、昭和34年に亀山~多気間が紀勢線編入され、参宮線は現在の多気~鳥羽間になりました。その記念イベントとして、7月21日には多気~鳥羽間で快速「参宮線全通100周年記念」号が運転されています。また、同日1日限りで「参宮線全通100周年乗り放題きっぷ」と記念入場券が発売されました。

私は幸い有休がたくさん残っていたのでこの日に行使することにし、現地へ行ってきました。快速「ムーンライトながら」の運転がなかったので、JR東海ツアーズの「いいがネなごや」近鉄特急で鳥羽駅まで向かいました。

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きっぷは見ての通りのものです。120mm券で、フリー区間の路線がこれだけなので、あっさりとしたレイアウトに見えます。参宮線しか使えないのでフリー区間の路線図は別になくてもいいような気がしますが…。フリー区間内の自動改札設置駅が伊勢市駅のJR側改札のみなので、120mm券でも差し障りはない感です。

多気~鳥羽間が570円するので、600円という価格設定は十分安いと思います。私は鳥羽→田丸→池の浦シーサイド伊勢市と利用しました。

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乗客の子供が持っている券を見て、小児券も購入しました。【小】の位置が120mm券だと(A)のある右上のイメージだったんですが、この券はなんか妙な位置にあるなぁ…と感じたからです。

Sangu100 (100周年記念号:参宮線・田丸)

「100周年記念号」にも乗ってきました。国鉄色っぽく塗色変更したキハ40・48系の3両編成で運転されました。鳥羽寄りのキハ40系は地元伊勢運輸区の車両ですが、多気寄りのキハ48系2両は美濃太田運輸区から動員してきたものです。この組み合わせは今後もこういうイベント時に登場しそうな感です。

以下の時刻は発車時刻ベースですが、途中の停車時間にはイベントや特産品の販売もありました。また、1・4号については臨時駅の池の浦シーサイド駅にも停車しました。海水浴シーズンの土日しか営業しない駅ですが、この日は特別に営業しました。(もっとも、無人駅なのできっぷの発売はありませんでしたが…)

         鳥羽    池の浦    伊勢市    田丸       多気

2号 10:40 →  通過    → 11:36 → 12:03 → 12:10

1号 13:36 ← 13:32 ← 13:19 ← 13:02 ← 12:37

4号 14:18 → 14:23 → 14:44 → 15:01 → 15:08

3号 16:42 ←  通過    ← 16:25 ← 15:46 ← 15:37

また、この列車は全車自由席で2往復運転されたので、テンバイヤーや乗りもしない指定券コレクターに混じって1ヵ月前10時の指定券争奪バトルに参戦するという手間が省けました。きっぷヲタ的には指定券がないのは少々寂しいですが、平日で時折強い雨が降る悪天候にもかかわらず3両編成から溢れそうなぐらいの乗客が乗っていたので、下手に全車指定席にするよりは本当に乗りたい人が乗れているという印象を受けました。これはこれでよかったのかもしれません。