万座・鹿沢口駅無人化

万座・鹿沢口駅無人化

Manka1 (万座・鹿沢口駅駅名板)

 吾妻線・「万座・鹿沢口」駅は国鉄の駅名に初めて中点「・」が入った駅です。駅の近くに万座と鹿沢という地名があって、駅名を決める際に揉めたため、万座・鹿沢口という折衷案に落ち着いたんだそうです。その長く特徴的な駅名を特急「草津」の終着駅として記憶している人も多いかもしれません。しかし、「草津」は昨年3月のダイヤ改正で手前の長野原草津口発着に統一され、万座・鹿沢口駅まで乗り入れなくなっています。

 その万座・鹿沢口駅ですが、今年3月いっぱいで無人化されました。その報を聞いた時には少なからず驚きました。利用が減っているとはいえ、軽井沢や万座高原・白根火山といった観光地の入口で、かつては特急列車も発着していた駅です。いくらJR東日本でも「そこまでやりますか…」という感じました。

 ただ、実態は1日あたりの乗車人員は205人(平成27年度)で、10年前の6割程度まで落ち込んでいました。観光地の入口という地理条件を無視して数字だけ見ると、無人化やむなしの利用実態です。

Manka2 (万座・鹿沢口駅改札)

 無人化前の万座・鹿沢口駅の改札の様子です。かつてはみどりの窓口がありましたが、Kaeruくん化され、Kaeruくん撤去後は指定席券売機が設置されていました。近距離券売機も1台ありました。また、特急停車駅だった名残で、飛び地でSuicaが利用できました。そのため、ICカード用の簡易改札も設置されています。

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 無人化に伴って指定席券売機は撤去されるので、きっぷを購入しました。感熱印字のMV35型が稼動していました。入場券口座はありませんでした。また、近距離券売機は無人化以降もそのまま設置されていますが、千円札以外の高額紙幣(とイオカード・オレンジカード)の利用は不可になったようです。

Manka3

 滞在中にふと観光地へ向かうのバスの時刻表を見てみました。草津温泉行きが1本、軽井沢行きが4本、万座バスターミナル行きが3本しかなく、それも朝夕の通学時間帯が中心で、観光路線というよりは生活路線なんだなと感じました。駅レンタカーは平成20年に閉店していますし、実は観光地の入口駅という役割はほぼ終えていたのでしょう。

 同じ3月末のタイミングで、同じ吾妻線の群馬原町駅も無人化されました。これで線内の有人駅は中之条・川原湯温泉・長野原草津口の3駅となりました。利用客に対する究極のしわ寄せである無人化は極力避けるべきという立場ですが、これじゃしょうがないよね…という気分になりました。