続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

超☆超IC早特

超☆超IC早特

 昭和39年10月に東海道新幹線が開業し、今年で50年を迎えました。JR東海JR西日本ではその記念キャンペーンの一環として「エクスプレス予約」・「プラスEX」会員向けに期間・座席数限定で特別割引きっぷを発売しました。それが「超☆超IC早特」です。

 その名の通りチケットレスサービスの「EX-IC」専用の商品で、利用期間は開業日の10月1日を挟んだ9月24日~10月9日の16日間で、ちゃんと連休を避けているあたりはこの企画を主導したと思われるJR東海らしい設定です。発売は乗車日の1か月前の10時からでした。

 東京~新大阪間を昭和39年開業当時の1等車料金の5,030円に合わせて、「超☆超IC早特」では同区間を5,400円としました。5,000円+消費税8%という考え方です。利用区間は山陽新幹線に跨る東京~博多間で150Km以上の区間相互でした。560Kmまでは5,400円、900Kmまでは7,560円、それ以上は9,720円と区間によっては半額以下というJR東海らしからぬ破格の安さでした。

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 これが私が利用してきた「超☆超IC早特」の「IC乗車票」です。「EX-IC」ですのでわざわざ乗車票に引き換えないでも利用できますが、そこを突っ込むのは野暮です。

 この区間を普通に購入した場合は17,010円で、半額以下どころか1万円近く安くなっています。この時は四国に行った帰りだったんですが、当初はJALの先得で松山空港から帰る予定でした。この商品を思い出して瀬戸大橋を渡って新幹線で帰った次第です。

 ただ、指定の確保には少々難儀しました。パソコンの前に座って何回か1ヶ月前10時打ちをしましたが、土日の列車だと希望の列車が取れないこともしばしばでした。この列車も第一希望では決してなく、もう少し遅い時間希望でした。

 飛行機の世界では正規運賃が3~4万円するのに、早期購入割引だと1万円ソコソコで利用できてしまことがあるのは当たり前にあります。今回それが新幹線でも現実になったわけですが、「超☆超IC早特」が今後再発売されることは期待薄な感じがします。JRももう少し利用客のニーズに合わせた機動的な割引運賃の設定をしてもいいと思うんですけどね。