続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

仙台空港鉄道

仙台空港鉄道

 2日続けて仙台ネタです。

 仙台空港に鉄道を通す計画は私が仙台に住んでいた数年前から構想はあり仙台空港アクセス鉄道なんて言われていました。仙台市内から公共交通機関を使って仙台空港に行くには市営バスの「エアポートリムジン」に乗るのが一般的でした。私は少しひねくれ者だったので、東北線館腰駅まで列車を使い、館腰駅から宮城交通シャトルバスを使っていました。こちらの方がトータルで少し安上がりでした。

 事業主体や出資比率などで紆余曲折ありましたが、平成14年暮れに着工し、今年3月18日に開業しました。当初は仙山線に乗り入れて山形まで直通運転させると言う話もありましたが、仙山線のダイヤの制約もあり現状では全列車が仙台~仙台空港間の運転に止まっています。

Sat721

 車両は自社所有のSAT721系とJR東日本仙台車両センター所属のE721系(500番台)が乗り入れます。SAT721系とE721系は塗色以外はほぼ同じです。JRとの接続駅である東北線名取駅では乗務員交代することなくJRの乗務員が仙台空港鉄道までそのまま乗り入れます。

E0541(自動券売機券)

 きっぷは自動券売機券です。SATという自社地紋の券で、JR首都圏の様式とほぼ同じです。開業当初は補充券も売っていたようですが、通常使用はしていないようです。連絡範囲は仙台空港駅を基点に概ね100Kmの範囲内に限られます。「券売機で購入できる範囲=規則上の連絡範囲」のようです。

 仙台空港鉄道では関西方面からの空港利用者を考慮してか、JR西日本のICカードICOCAが使えるのが特徴的です。私のこのきっぷも”SMART ICOCA”を使って券売機で購入したものです。きっぷの右下に小さくICと印字されています。ちなみに関西私鉄のPiTaPaJR東海のTOICAは使えません。