続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

東京往復割引きっぷ(寝台利用型)

東京往復割引きっぷ(寝台利用型)

 九州主要駅を発着とする東京への往復割引きっぷです。利用列車に新幹線普通車指定席かB寝台(個室は不可)を選択することができ、往復で利用列車が異なってもOKでした。新幹線接続駅や寝台列車の発着駅へは特急列車の普通車指定席が利用できました。ただし、福岡市内発と北九州市内発については往復とも新幹線普通車指定席にする設定だけはありませんでした。

【熊本発】

  • 往復とも普通車      →42800円(定価:45640円)
  • 片道普通車・片道B寝台→37910円(定価:45500円)
  • 往復ともB寝台       →33020円(定価:45360円)

【博多(福岡市内)発】

  • 往復とも普通車      →設定なし
  • 片道普通車・片道B寝台→36590円(定価:42450円)
  • 往復ともB寝台       →31640円(定価:43360円)

 熊本発着は普通に買うと新幹線と大差ないのに、B寝台を組み込んだ方が大幅に安くなっています。博多(福岡市内)発着に至っては定価はB寝台を組み込んだ方が高いのに逆転してしまっています。往復普通車の設定がないのは「のぞみ早特きっぷ」で代用できるためかと思われます。

P0100 (ゆき)

P0101 (かえり)

 このきっぷは私が使用したもので、福岡市内発で往復B寝台利用としています。私は首都圏在住ですが、往復で14日間有効という特徴を最大限に活かし、日曜の夜に九州を出発し、翌々週の金曜に九州へ再上陸するという荒っぽい使い方をしました。時期的にこんなものを買って実際に使うのはヲタ丸出しですが…。

 ただし、購入後は利用手段の変更ができないので、一旦往復B寝台にしてしまうと何が何でも寝台の指定を押さえる必要がありました。購入時は帰りの指定券が満席だったため、窓口のおねえさんにしつこく念押しされたそうです(頼んで買ってきてもらったものなので…)。指定が取れるまでは窓口に日参したものです。

 「東京往復割引きっぷ」自体は発売していますが、九州発着の寝台列車全廃とともにB寝台を組み込む設定はなくなりました。福岡市内・北九州市内発については発売終了しています。個人的には東京側から九州に向けても同じようなきっぷがあれば、もう少し寝台列車を利用する機会があったのかなと思います。