境線・米子空港駅はその名のとおり米子空港に隣接しています。明治35(1902)年に大篠津駅として開業しましたが、平成20(2008)年に米子空港の滑走路延長に伴って現在地に移転し、その際に米子空港駅に改称されて現在に至ります。
米子空港駅は無人駅で券売機があるだけです。長らくその状態でしたが、平成29(2017)年7月より米子空港到着口にある2ヶ所のインフォメーションで米子空港発のJRの乗車券を発売するようになりました。
発売されていたのはまさかの常備券でした。常備券が縮小傾向にある中で、新たに発売されるのは珍しいです。私が訪ねた時には写真の190円(境港相当)、240円(米子相当)と760円(松江相当)の3種類発売されていました。小児券はありませんでした。
境線では昨年春から車載型ICOCA改札が導入され、全線でICOCAが利用できるようになりました。昨年10月の消費税増税に伴って常備券もいったん撤収され、ICOCA導入と増税の影響でこのまま消滅かと危惧されましたが、新運賃対応の常備券が発売されているとのことでまずは一安心です。
増税前760円区間は770円になっています。190円区間と240円区間はそのままです。増税前に760円も買っておけばよかったと後悔しきりです。