続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

台風接近時の乗車変更の特例

 台風10号が西日本に接近していて、昨日昼の時点で今日の山陽新幹線は新大阪~小倉間での終日運休を発表しました。こういう早い段階で終日運休を決めることには賛否両論ありますが、当日の混乱を避けるには仕方ないのかなと思います。進路付近の方はどうぞお気を付けください。

 運休の場合は無手数料できっぷの払い戻しを行います。また、通常変更不可のきっぷの変更についても柔軟に対応してもらえる場合がありますので、困った場合はJRの係員に相談してみるとよいと思います。


 昨年7月3日は西日本に強い台風7号が接近する予報で、JR西日本管内を通る乗車券・特急券は無手数料で払い戻すという案内が出ていました。

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台風7号に伴う払い戻しの案内:岡山駅 2018/7/3

 ちょうどこの日に嫁が「EX早特」とグリーン特典の合わせ技のきっぷで帰ろうとしていました。翌日から仕事だったので、どうしてもこの日に確実に帰る必要がありました。

 通常「EX早特」は受け取り後の変更はできませんが、JR西日本管内を通る乗車券・特急券は無手数料で払い戻すという案内が前夜には既に出ていたので、帰れない心配をするのであれば早めに小倉駅の窓口へ行って早い列車に変更できないか尋ねてみてはどうかとアドバイスしました。 

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座席取り消し済みの原券

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理由が記載された変更後の指のみ券

 その結果、変更できたきっぷです。申し出た時点ではまだダイヤの乱れは発生していませんでしたが、乱れることを見越して変更してもらえたようです。

 原券はそのままで座席の取り消しだけ行ない「座席取消し済」というスタンプが押されています。ネット予約と同額・同設備のきっぷをマルスから強制的に発券する機能はないのでしょう。また、変更後の指のみ券は「台風の為」と理由が記入されたうえで駅名小印が押されています。こういう取り扱いになるのかとちょっと勉強になりました。

 その後、台風7号は進路予想より大きく西にそれ、昼頃長崎県の五島列島付近を通過しました。山陽新幹線はほとんどダイヤが乱れることなく、結果的に事なきを得ました。