「スーパー早特21」はJR西日本の「e5489」およびJR九州の「インターネット列車予約」で発売している乗車の21日前まで購入の早期割引運賃です。以前(と言っても6年前)の記事で紹介した「スーパー早特きっぷ」は14日前まで購入でしたが、それより購入期限が短い代わりに、割引率が高いものです。
設定座席数は時期によって微調整しているものと思われますが、年末年始・GW・お盆休みの超繁忙期にも設定があるのが特徴です。カード決済だけでなく、コンビニ決済やみどりの窓口での現金払いにも対応しています。
また、JR西日本のトクトクきっぷにありがちな2名縛りはなく、1名から利用できます。ただし、購入後の変更は一切不可で、変更したい場合は一旦払い戻す必要があります。
設定されているのは下表に示した6区間です。2段目の正規運賃・料金は、新幹線は「のぞみ」「みずほ」の指定席、長崎発着は博多駅で「かもめ」指定席に乗り継ぐ際の通常期の価格で計算しています。
1段目:スーパー早特21 2段目:正規運賃・料金 3段目:割引額 4段目:割引率 |
新大阪(市内) | 新神戸(市内) |
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熊本 | 12,000円 18,850円 -6,850円 36.3% |
12,000円 18,520円 -6,520円 35.2% |
鹿児島中央 | 13,000円 22,210円 -9,210円 41.5% |
13,000円 21,890円 -8,890円 40.6% |
長崎 | 11,000円 18,620円 -7,620円 40.9% |
11,000円 18,300円 -7,300円 39.9% |
新大阪(市内)・新神戸(市内)発着いずれも発売額は同じです。対航空機を意識したのか、区切りのいい金額で割引率が30%台半ば~40%超とかなり高いです。
一昨年私が利用した「スーパー早特21」です。運賃が所定から3割引の発売額になっていて、特急料金で帳尻を合わせて合計13,000円としています。乗車券の「スーパー早特きっぷ(ネット割)」の(ネット割)部分が気になります。ネット割じゃないスーパー早特でもあるんですかね?
なお、「スーパー早特21」はe5489の発売開始1週間前の事前予約には対応しておらず、普通の指定券と同様に1ヶ月前のAM10時に発売開始です。このきっぷはお盆休み初日の列車だったので、パソコンで10時打ちして取りました。2分後にはもうなくなっていたので、設定された席数もわずかだったんだと思います。
山陽~九州新幹線を通しで乗ること自体がほとんどないんですが、この時に初めて新大阪~鹿児島中央間を通しで利用しました。熊本までは帰省客でいっぱいでしたが、熊本から先はガラガラでした。
【補足:2023/3/2】
長崎発着の「スーパー早特21」は2022年3月末で発売終了しています。