続・吾輩はヲタである

JR券をメインとしたきっぷのブログ

小倉行きつばめ

つばめ306号

区間:熊本→小倉

 新幹線「つばめ」と言うと九州新幹線の列車なので、運転区間は博多~鹿児島中央間に収まるというのが一般的な認識だと思います。しかし、1本だけ例外があります。それは朝の通勤時間帯に熊本→小倉間で運転されている「つばめ306号」です。

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つばめ306号と行先表示:新鳥栖駅 2017/7/15

 この列車を博多着ではなく小倉着にしているのは、おそらくは博多以南から小倉(北九州市)へ直通での通勤・通学需要に対応するためと、もう1つがこの列車が小倉始発のこだまの送り込みを兼ねているためなんじゃないかと思われます。

 博多山笠を見た帰りに以前から気になっていたこの列車に乗ろうと思い、短い区間ながら乗ってきました。新鳥栖駅を朝7:48に発車する列車の特急券を当日朝の博多駅で受け取っています。

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 私が乗車した2年前のダイヤでは通常であれば30分程度の新鳥栖~小倉間で46分もかかっています。これは当時は以下のようなダイヤになっていたためです。

【平成29年7月のダイヤ】

       熊本      博多      小倉

つばめ306号 7:11発 → 8:01着/8:17発 → 8:34着

こだま852号             8:03発 → 8:20着

 「つばめ306号」は博多駅でなぜだか16分も停車し、停車中に「こだま852号」を先に発車させています。ちなみに私が乗車していた「つばめ306号」の普通車指定席は博多駅でほぼ乗客が入れ替わり、九州区間から小倉まで通しで利用していた客はあまりいませんでした。

 ちなみに直後(平成30年3月)のダイヤ改正では以下のように変わり、直近(平成31年3月)でも同じダイヤになっています。 

【平成30年3月のダイヤ】

       熊本      博多      小倉

つばめ306号 7:11発 → 8:01着/8:03発 → 8:20着

 博多駅での停車時間を短縮し、旧「こだま852号」を一体化したダイヤとなりました。8:17発の旧「つばめ306号」の博多~小倉間に相当する列車は設定されていませんが、博多~小倉間は「のぞみ」を始めこだま以外の列車が多数設定されているので、なくしても影響はないと判断したのでしょう。 

 小倉着の「つばめ」は開業当初からあるわけではなく、ダイヤ改正のたびに設定されたりなくなったりしています。最初は平成24年春のダイヤ改正で登場した「つばめ360号」(鹿児島中央17:24→小倉19:30)でした。夕方の久留米駅で偶然見かけて、「こんな列車があったんだ…」と驚いたものです。ひょっとしたら次のダイヤ改正ではなくなっているかもしれませんし、まだあるかもしれません。