MV30消滅

 四国を除くJRグループ各社で運用されていた顧客操作型端末のMV30型は2/26にJR東日本の池袋駅西口びゅうプラザ内の最後の2台の端末(端末番号MV14・MV15)が撤去され、全て姿を消しました。

 MV30型は最近では珍しくなりつつある熱転写印字ですが、昔はこれが当たり前でした。熱転写印字は印字が消えたり薄くなることがなく、使用される券紙も印影が滲みにくいものなので、趣味的にはありがたい存在ですが、インクリボンを使用しているため感熱印字に比べるとどうしても高コストとなり、端末の老朽化も相まってここ2〜3年で急速に置き換えられていきました。

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池袋駅のMV30型 2018/12/21

 撤去直前の数日はこの2台が設置されているびゅうプラザの店内に長い行列ができ、時間帯によっては発券に何十分も並ぶ事態にまでなっていたようです。鉄道趣味の中でも傍流であるきっぷ収集をしている人がそんなにいたとは驚きです。

 さらに、この端末で発券された未使用の「青春18きっぷ」がヤフオクでプレミア乗せて結構なお値段で転売されていたのまで見ると、いくら最後のMV30で首都圏最後の熱転写端末だからってオーバーヒートしてるんじゃないかと思い、冷めた目で見ていました。

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 私が池袋駅のMV30で発券したのは昨年末のこのきっぷが最後でした。池袋は社会人初期を過ごし毎日通勤利用していた浅からぬ縁があるところですが、職場が東池袋だったこともあり西口のこのびゅうプラザは初めて来ました。

 熱転写端末がなくなっていくのは趣味的に残念ではありますが、冷静になってコストや操作性を後継のMV50型と比較してみると、古くていずれも劣るMV30型が消えていくの仕方のないことです。管理や発券の手間から似たような論理で硬券や軟券が姿を消していきました(絶滅はしてませんが)。そういう歴史の流れに熱転写印字のきっぷも飲み込まれていくだけのことだと思います。

 私個人的には熱転写印字のきっぷがなくなっても、自分の今後の収集には何も影響しないです。熱転写券だけが好きなわけではないので。今後は次なる置き換え対象になるであろうMV35型のきっぷを少しずつ集め始めるとしますかね。