富士山号
◆種別:快速
◆区間:新宿~河口湖
快速「富士山」は平成28年7月から新宿~河口湖間で運転されている臨時列車です。土休日に運転されている「ホリデー快速富士山」や「山梨富士」号と大した違いはありませんが、金曜日のみの運転であること、全車指定席であることが大きな違いです。
金曜日のみ運転と言うのはなんとも不可思議です。需要があるのか半信半疑でしたが、2年以上継続して運転されているので、一定の需要はあるのでしょう。
車両は今年3月まではJR東日本豊田車両センターの189系でした。特にヘッドマークはなく「臨時」の表示でした。189系の運用離脱後は幕張車両センターのE257系500番台に置き換えられています。
ところで、今年3月のダイヤ改正で特急「あさぎり」の名称が「ふじさん」に変わりました。この列車の読みも「ふじさん」ですが、互いに運転区間が重複しないからという理由でダイヤ改正後も引き続き「富士山」号を名乗っています。普通は同じ読みにはしないと思うんですが...。
あえて富士山駅から乗ったのは狙いました。閑散期の冬場の金曜日だからどうせガラガラだと思って乗ったんですが、案外半分以上乗っていました。189系目当ての人もいたのかもしれません。外国人観光客も多くいました。
発売額の720円には、JRの指定席料金520円に富士急線内の指定席料金200円が加算されています。富士急線内の指定席料金は平成29年3月4日より設定されています。
来春のダイヤ改正で新宿~河口湖間にもE353系を投入し、新宿から直通する特急列車を新設することが明らかになっています。他の臨時快速とともに、この列車にも廃止を含めた動きがあると思われます。
【補足:2019/1/18】
JR東日本のプレスリリースによると、富士山号の運転は3/8で終了となるようです。